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報道関係者映画試写会 ガス・ヴァン・サント『ドント・ウォーリー』

 

報道関係者映画試写会。
アル中で、交通事故により、半身不随となった風刺漫画家の実話の映画化、『ドント・ウォーリー』。
映画は、「監督で観るモノ」とアメリカンニューシネマを中高生時代に回顧しながら洋画に染まった身からすると、今回ガス・ヴァン・サントは、期待に違わぬ作品をまた創ってくれました。
マット・ディロンの『ドラッグストア・ストアカウボーイ』、
亡きリバー・フェニックスの『マイ・プライベート・アイダホ』、そしてマット・ディモンとベン・アフレックがアカデミー脚本賞、亡きロビン・ウィリアムスが助演男優賞受賞、大学の街古都ボストンを舞台にした青春ドラマ『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とインディペンデント系の質の高いドラマを連発しています。今作品も失意の主人公(アカデミー作品賞作品「グラディエーター」の悪徳皇帝を演じたホアキン・フェニックス)の「死と再生」の物語をユーモアを混じえ、テンポ良くクローズアップの多用と時間軸が三方向から進行し、結末に向かう展開は効果的で、作中の台詞「あの頃の自分を許せたか?」は印象深く含意があり、映画を観た者が勇気づけらた言葉となりました。

5月3日よりロードショー公開
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